●概要
   「KSボウルフィーダー」は、従来の振動式と異なる新しい搬送機構で、取付場所が制限されず、大容量パーツを表と裏に整列・搬出するシステムで、ゴム、非鉄、鉄、液体付着のものなど、あらゆる材質に対応出来る画期的な製品です。
  振動式の短所であった振動による製品の傷、他の機器への影響、騒音、また、投入量と重量のわずらわしさや、ゴム製品等の不安定搬送などを解消でき、また重量も400πで約30キロと非常に軽量のため製造ラインに組込む際の作業効率を大幅に向上させることが出来ます。

●原理 
   回転する、すり鉢状のボウルの中にワークを投入、するとらせん状のガイドの上を移動しながらワークが整列していきます。また、途中にセンサーやエアーシリンダーを設けることによって、個出し・方向出しなどが可能です。また、ボウルの大きさはφ150・300・400・600・800・1200があり、ワーク量・大きさにより決定します。                   


ボウルフィーダー
無振動式ボウルフィーダー 振動式パーツフィーダー
メリット
  • 運転音が静か
       (ワークにより35〜65ホン)
  • 60〜130ホン位、防音対策必要
  • 前後工程に振動対策不要
       (研磨工程などに最適)
  • 防振対策必要
  • 回転式の為自重が軽い
      (Φ800で100s)
  • 自重が重い(Φ800で200〜300s)
       (運搬・据付時もコスト高となる)
  • 消費電力が少ない
       (3〜40W)
  • 大型機ほど消費電力が多くなる
  • 据付架台が簡素化できる
       (自重+ワーク重量の耐力のみで可)
  • 共振対策が必要で大型・重量物となる
  • 耐久性があり、メンテ不要
  • 表面コーティングの摩耗、ボウルの摩耗が早く特にワークが重量物の時は、耐久性は1年が限度である
  • プラスチック・AL・SUS・ガラス・研磨後製品などに傷が付きにくい
  • 振動によりワーク同士がぶつかり傷・打痕が付く
  • 重量物ワーク等も安定して供給可能
  • ワーク重量による振動・共振変化が大きいため 安定供給が難しい
       (適量状態でのみ供給でき、少量では   ボウル内に滞留するなどの不具合あり)
  • シャワーリング又はボウル内洗浄で
    ワークを洗浄しながら供給することができる
  • ワークが浮き、振動伝達ができない
  • グリス・油分付着でもOK
  • ワーク同士の付着により不可
デメリット
  • 厚みが薄いワークや、形状が複雑なもの及び高速供給の場合は製作不可能なことがある
  • 製作可能であるが、形状により不可

下のアイコンをクリックすると、製品の動画が見られます。

   注:ファイルを一旦パソコンに保存してからご覧下さい。
(ギア材料)・約6メガ
(ボルト)・約6メガ
サンプル1
サンプル2
無振動式ボウルフィーダーと振動式パーツフィーダーの対比表
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